残業代を確認する計算方法

計算機の入力前に、記録を労働時間の区分ごとに整理する方法を説明します。

1. 法定労働時間から時間を区分する

まず、日ごと・週ごとの所定労働時間と実労働時間を記録で照合します。法定時間外、深夜(22時から5時)、法定休日の労働は重なることがあるため、同じ時間を二重に入力しないよう区分します。

変形労働時間制、フレックスタイム制、管理監督者などでは判定手順が異なることがあります。

2. 1時間当たりの賃金を確認する

月給制では、割増賃金の基礎に含める賃金を1か月平均所定労働時間で割ります。時給制では通常の時給を出発点にします。

基礎時給と手当の確認方法を見る

3. 区分ごとの割増率を当てはめる

  • 法定時間外は通常の賃金に25%以上を加算します。
  • 深夜は22時から5時について25%以上を加算します。
  • 法定休日の労働は35%以上を加算します。
  • 1か月60時間を超える法定時間外は50%以上の割増が必要です。

4. 記録のチェックリスト

  • 雇用契約書・就業規則(所定労働時間、休日、賃金項目)
  • タイムカード、勤怠システム、シフト表(始業・終業・休憩)
  • 給与明細(基本給、手当、固定残業代、控除)
  • 深夜・法定休日・月60時間超を分けられる勤務記録