残業代と税金・社会保険の確認方法
残業代そのものの計算と、給与からの控除や翌年度の住民税を同じ計算に混ぜないための案内です。
先に総支給の残業代を確認する
まず、基礎時給・労働時間の区分・割増率から、控除前の残業代(総支給)を確認します。この金額は、社会保険料や所得税を差し引く前の賃金です。
社会保険料は標準報酬と地域の料率を確認する
健康保険の料率は都道府県や加入する保険者で異なり、厚生年金保険料は標準報酬月額を基に計算されます。残業がある月の総支給額だけから、個人の控除額を確定することはできません。
源泉徴収は2026年分の税額表で確認する
所得税の源泉徴収は扶養親族等の申告内容、社会保険料等控除後の給与額などを用い、国税庁の令和8年分(月額表)で確認します。賞与・年末調整などは別の手順があります。
住民税は給与計算とは時期を分ける
住民税の特別徴収額は原則として前年の所得等に基づいて決まります。残業代が増えた月の手取りへの影響と、翌年度以降の住民税への影響を同一月の税率として扱いません。
2026年の資料を確認する範囲
雇用保険料率は2026年4月以降の公的資料を、健康保険料率は令和8年度の都道府県別資料を確認します。勤務先・都道府県・加入制度を確認せずに一律の控除率を示すことはしません。